SHINDO大阪支店スタッフのOです。
今回も引き続き、スタッフOがお届けいたします!今回は、Atelier M/Aさんインタビューの模様をお届けいたします。
ーーブランド立ち上げから今日までの4年間の活動概要、そして市場での反応はいかがでしょうか?
コロナウイルス感染を経て、人々の意識がよりアップサイクルやリサイクルなどに強まった感があります。アート・ファッションの幅を狭めてしまうようなことはしたくなく、あくまでも見て、着て楽しめないと意味が無いと考えています。洋服って、肌に触れるものであるし、着てみて気分が上がったり、楽しくなったりしないと意味がないと思っています。
ーーお二人は共にイタリア(スイスに近いヴィエラ)で生活されていたと思いますが、ファッションに対する考え方など日本との違いを感じたことはありますか?
勤めたアトリエは森の中にあって、自分たちで野菜なんかも育てながら洋服を作っていました。生活の基盤はしっかりと持ちながら考え、活動はグローバルにというところに素敵だと感じました。
ーー環境にやさしい服作りへのこだわりや伝えたい事、そしてその服作りにおいて一番苦労することはなんですか?
私が高校生の頃、"洋服は見た目じゃない!"という一般論には反骨精神があったところが始まりです。洋服自体が綺麗であるとかを否定するわけではないですが、その中身が大事だと考えています。ファッションはテーブルや空間などのデザインとは違い、自分の心との繋がりが強いものと思っているので、自分の心持を表現するような洋服作りをしています。
今回のオレフィン素材のポシェットなんかも、全てがリサイクル材を使用と区切ってしまうと、物凄く高いものになるので、通常の材料も混ぜつつ、デザインの創意工夫で生地を入れたり、アートを入れたりしています。「長く使えるもの」=「サスティナブル」になるという考えです。
ーー Atelier M/Aさんとして今後の目標を教えてください。
今後は、空間表現とかにもチャレンジしていって商品とアートをつないでいきたいです。そのものの価値より、その奥に潜む精神や創造する部分で表現していきたいです。