クリスマス明け、あべのハルカス美術館で開催中の「コシノジュンコ」展に行ってきました。
長きにわたりお世話になっておりますコシノジュンコ先生の作品約200点を見ることができます。
1960年、最年少で装苑賞を受賞、以後ファッションデザイナーとしての活動をスタートされています。
入口には、だいすきな千住博先生や有名アーティストからのお祝いの花が、言葉通り花を添えていました。
(以前訪れた軽井沢の千住博美術館、とても素敵でした!)
デッサンからスタートした展示に、装苑賞の作品が目に飛び込んできます。
装苑賞受賞作品
1970年の大阪万博のユニフォーム、元気でカラフル、未来に希望を抱かせるデザインです。
幼いながらも近所だったために3回訪れ、人間洗濯機、持ち運ぶ(今で言う携帯)電話などが思い出されます。
コシノジュンコ先生のデザインテーマである「対極」は圧倒的な迫力がり、象徴的であると感じます。
自然や地球、宇宙という完全なる創造物の象徴となる「円」と、人間が作り出す合理的な物を「四角」、太陽や昼を「赤」、月や夜を「黒」で表現されています。
SIC-IB057などボーンテープが使われていそうな革新的なデザインドレス。
バルーンコート、風を取り込むことで丸みを生み出すデザイン。
伝統工芸とのコラボ (ビスチェ)
DRUM TAO なんと今までで1000着以上に及び衣装となっているそうです。
インベルゴムの使い方が鎧の繋ぎとなっていて面白い。
能、格闘技、多様な分野に広がる衣装のデザイン
リング衣装
画家を目指されていた実力に鳥肌が立ちます。
デッサンの迫力からの芸能衣装
作品が掲載された雑誌、書籍の数々、やっぱりすごいです!
原点から現点。
「人との出会い、新たなモノ・コトへの挑戦、デザイナーとしての原点が、現点から未来へと続きます。」
奥深くて考えさせられる展示でした。
広報 Oより。